日本国内で購入できる家庭用EMSスーツとしては、2017年から販売している株式会社Dream box社の『Alpha Active』と、2021年6月より本格的に国内販売開始をしたKokopelli合同会社の『WISENFIT』ではどちらを購入すべきなのか、あらゆる視点から比較考察してみました。
なお、結論から先に言うと筋トレマニアの筆者としては『Alpha Active』をおすすめします。
ただ、『WISENFIT』も価格が安いので悩むところです。
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 一覧
EMSスーツActiveとWISENFITはどう違うのか、まずは一覧表で比較。
画像 | ![]() | ![]() |
製品名 | Alpha Active | WISENFIT |
スーツ形状 | シャツ・パンツ一体ワンピース型 シャツの背中にファスナーあり | シャツ・パンツセパレート型 シャツの前にファスナーあり レディースはレギンスパンツ別売りあり |
EMS電極数 | 18か所 | メンズ14か所、レディース12か所 |
素材 | ナイロン(ポリアミド) 63% エラスタン 15% ポリエステル 13% ポリウレタン 7% 純銀 2% | ナイロン:75.8% スパンデックス:24.2% |
サイズ | 3XS・2XS・XS・S・M・L・XL・2XL 男女共通8種類 | メンズ S~XXLの5種類 レディース XS~XXLの6種類 レギンスのみ S~XXLの5種類 |
モード | ウォームアップモード5分間 トレーニングモード30分間 | 筋トレ 身体活性 ボディケア リラックス |
強度変更 | 0~100% | 50段階 |
使用時間 | 最大3時間 30分のオフタイマーあり | 1回のトレーニング時間は20分 |
電源 | 内蔵バッテリー USBタイプCケーブルで充電 | 内蔵バッテリー マイクロUSBタイプBケーブルで充電 |
その他特徴 | コントローラーの部位別ボタンで 胸・腕・お腹・背中・ヒップ・太腿の 6つの筋肉を個別にコントロール | 専用スマホアプリで強度や使用時間、 モードの変更ができる。 部位ごとに異なる強度・時間設定も可能。 |
通常価格 | 217,800円(税込) | 85,400円(税込) |
公式HPでは最大66,000円引き キャンペーンをしている時がある | 公式HPでは2着以上購入で15%オフになる時がある | |
保証期間 | スーツ:半年 コントロールBOX:1年 | スーツ本体:2カ月 コントローラー:3カ月 |
販売HP | 家庭用EMSスーツ『Active』公式 | EMSスーツWISENFIT公式 |

Acriveの方が倍以上高いけど、おすすめというのはなぜ?

この比較一覧の上から順にEMSスーツActiveとWISENFITの比較説明をします。
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【外装】
EMSスーツActiveとWISENFITの比較としてまずは外装を見てみましょう。
Activeは上下一体のワンピースでWISENFITはメンズ、レディースとも上下セパレートです。
Activeは男女兼用で、WISENFITはメンズ用とレディース用がわかれています。

Activeの場合、体格が一緒の夫婦ならそれぞれが使うということもできますね。

一着を夫婦で使いまわせるのは経済的。
Activeは背中のファスナーを閉める際にはひもが付いているので閉めにくさはない。
WISENFITはパンツ(レディースはレギンス)を履き、上着は前方のファスナーを閉めて着ます。
脱ぎ着のし易さではWISENFITの方に軍配が挙がりますが、EMS電極パッドの密着性を考えるとActiveの方がより密着するという利点があります。(密着性の大切さに関しては後ほどサイズのところで説明)
ただ、Activeは胸部のActiveロゴの主張が強いのに比べ、WISENFITのロゴは控えめなので、ジョギングなどのタウンユースを考えた場合はWISENFITの方が恥ずかしくないかもしれません。
着たままジョギングをしても恥ずかしくないWISENFITの動画

脱ぎ着のし易さや、タウンユースを考えるとWISENFITを選びたいところですが、ワンピース型のEMS電極パッドの密着性を考えるとActiveの方がよりちゃんとEMSの電気刺激を感じられますね。一着を夫婦で使いまわせるのは大きな利点。

次の項目ではEMS電極パッドの説明をしますが、EMSトレーニングをするにあたってかなり大事な話をします。
ちなみにどちらの製品も洗濯機で丸洗いできるということと、ジェルパッド(ジェルシート不要)なので、その比較はしていません。
Activeは素材に純銀 2%を含むので、抗菌効果が見込めます。
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【EMS電極パッド】
ActiveとWISENFITのEMS電極パッドの数や配置は以下の通り。
Activeは18か所のEMS電極パッドがあるのに比べ、WISENFITは男性(メンズ)14個、女性(レディース)12個しかありません。
冒頭でActiveの方がおススメと説明しましたが、このEMS電極パッドの数と配置が決定打になったと言っても過言ではないでしょう。
2つをよ~~~く見比べるとわかりますが、まず腕の部分を見てください。
WISENFITはEMS電極パッドが前方にひとつだけ。
つまり上腕二頭筋しか電気刺激を受けることができません。
Activeは前方と後方にEMS電極パッドがあり、上腕二頭筋と上腕三頭筋それぞれに電気刺激を送ることができます。
次に背中。
Activeは背中に合計4枚のEMS電極パッドが配置されていますが、WISENFITは2枚しかありません。
Activeは広背筋、脊柱起立筋への電気刺激がありますが、WISENFITはその部分を鍛えることができません。
もう一か所気になる部位として胸部のEMS電極パッドがあります。
Activeは男女兼用のため胸部のEMS電極パッドがあります。
WISENFITはなぜかレディースの方には胸部のEMS電極パッドがありません。
これではバストアップをしたい女性が大胸筋を鍛えることができないので、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。
Activeの18か所のEMS電極パッドとWISENFITは男性(メンズ)14個、女性(レディース)12個の違いは以上のことから、
Activeと比べてWISENFITに足りないEMS電極パッド
- メンズ 14個・・・上腕三頭筋2個と広背筋、脊柱起立筋部分の2個が足りない
- レディース12個・・・上腕三頭筋2個と広背筋、脊柱起立筋部分の2個と大胸筋2個が足りない

EMS電極パッドの数の違いは価格差を考えたら仕方ないかもしれませんね。
電極パッドの数18枚⇒『Alpha Active』
電極パッドのメンズ 14個、レディース12個⇒『WISENFIT』
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【サイズ展開】
WISENFITはメンズ S~XXLの5種類、レディース XS~XXLの6種類、レギンスのみ S~XXLの5種類と一見多く見えますが、Activeの方が男女共通で8種類なのでActiveの方が幅広い体格に対応しています。
Activeの対応サイズ一覧表
身長145cm~200cm、体重40kg~135kgまでの幅広い体格に対応するため合計8種類のサイズラインナップがある。
WISENFITのサイズ一覧表
WISENFITのサイズ一覧は各部位ごとのサイズに対してでしかないので、自分に合ったサイズが分かりづらいかもしれない。しかもS、M表記はアメリカ用の表記とのことなので、普段の自分のサイズで考えるとちょっとズレがあるかもしれないです。
WISENFIT公式HPでのサイズ説明
※サイズ表は実寸(平置きの寸法)で表示。全方向に5cm以上伸縮する素材を使用しています。
アメリカサイズのS,M表記になっている為、普段Mをご着用の方はワンサイズダウンのS、
普段Lをご着用の方はMをお勧め致します。
Activeのサイズに関しては以前問い合わせをしたことがありますが、伸縮する素材なのでサイズ表のサイズよりワンサイズ小さいくらいがちょうどいいかもしれないとのことでした。
公式の動画でもサイズ表に関する説明をされています。
この動画の中で聞き逃さないでほしいところがあり、ちょうど3分あたりからの説明で、
「Activeはピッチリ着ることが大事。電極パッドが皮膚にぴちっと着いていないと電気刺激が分散される」
とやはり言われていました。

それならやっぱりワンサイズ小さめの方が、EMS電極パッドの密着性が高まるかもしれませんね。
このサイズに関してはActiveの販売元へもたびたび質問、相談があるとのことで、ちゃんとActiveに詳しいコンシェルジュがフリーダイヤル(0120-39-2577)で対応してくれます。

さすが、値段が高いだけあってサポートはしっかりしていますね。
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【コントローラー】
コントローラーの大きさ、重量や機能では圧倒的にWISENFITの方に軍配が挙がります。
それぞれのコントローラーの違いを見てみましょう。
まずActiveですが、このコントロールBOXに充電(USB-Cコネクタで3時間)して、EMSスーツ本体に取り付けて使います。
電源スイッチを押しっぱなしにすることでウォームアップモードが5分間あり、全身にうっすら汗をかかせてEMS電極の電流の通りを良くしたのちに、トレーニングモードが30分間あります。
コントロールBOXには部位ごとのボタンがあり、胸、腕、お腹、背中、ヒップ、太ももそれぞれに1~100%の強度調整ができます。
かなり使い込んだ人でも強度20%で充分な電気刺激があるので、100%となると未知の領域ですね。
ただ難点があり、大きくて重い(350g)です。スマホで考えたら350gがいかに重いのかがわかりますね?
大きさに関しては動画を観れば大体の大きさがつかめるでしょう。
一方WISENFITのコントローラーはかなり小さいです。
メンズは上下で2個。レディースのレギンスパンツだけなら1個しか使いません。(レディースも上下使うなら2個必要)
こんな小さなコントローラーでどうやってEMSスーツをコントロールするかというと、スマホの専用アプリでBluetooth接続して指令を出します。(アプリ動作環境:Android4.3以上:iOS8.0以上)
50段階の強弱変更、部位ごとの強弱変更×4つのモード(筋トレ、身体活性、ボディケア、リラックス)でなんと35,000通りのトレーニングができます。

Activeの販売開始が2017年で、WISENFITは2020年6月にクラウドファンディングで販売開始しているので、その4年の間にテクノロジーが進歩したと言えますね。
コントロールBOXが重くて大きい⇒『Alpha Active』
コントローラが小さく多機能⇒『WISENFIT』
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【購入条件】
購入条件のうち、製品保証に関してはActiveに軍配が挙がります。
- Active保証期間:スーツ:半年、コントロールBOX:1年
- WISENFIT保証期間:スーツ本体:2カ月、コントローラー:3カ月

壊れなきゃいいって話だけど、WISENFITはスーツ本体がわずか2か月しか保証が無いってのはちょっと短すぎないか?
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【販売企業やその他情報】
Activeを販売しているのは福岡県にある株式会社Dream boxという生粋の日本企業です。
WISENFITを販売している企業はKokopelli合同会社という兵庫県にある会社ですが、香港を拠点とするWisenFit社の日本総代理店です。
香港がどうとか言うつもりはありませんが、販売ページを見ると随所が日本向けに作られていないことが伺えます(例えばアメリカのS,Mサイズ表記だったり、税込表記になっていなかったり)
製品保証の短さに加えてこうした日本向けではない販売ページを見てしまうと、ちょっと不安になってしまう部分もあります。
Activeは日本人向けに販売しているので、ちゃんとコンシェルジュのサポートダイヤルを設けるなどの安心感があります。
EMSスーツActiveとWISENFITの比較 【価格】
通常価格に関してはWISENFITの方が圧倒的に安価です。
- Active通常価格:217,800円(税込)(キャンペーン価格なら151,800円(税込))
- WISENFIT通常価格:85,400円(税込)、レギンスパンツのみ 48,300円(税込)
それぞれキャンペーン価格になっている時があり、例えばActiveの場合66,000円も値引き販売している時があります。
税込価格なら151,800円なので、それでもWISENFITよりは高いですが、もしActiveの購入を迷っているならキャンぺーン価格の時に購入するのが順当でしょう。
ちなみにわたしは2017年の販売開始当初からずっとActiveの価格をみていますが、年に何度かキャンペーン価格になり、いきなり通常価格(217,800円)に戻るということを繰り返しています。
今回の66,000円値引きはこれまで最大ですが、いつ通常価格に戻るかわかりません(通常価格に戻ると半年くらいはキャンペーン価格にならないので注意)
WISENFITも2着以上購入すれば15%オフというキャンペーンをやられていますが、これもいつまで続くかは不明。

2着同時かあ。主人が乗り気なら夫婦で2着買ってもいいかも。
Active通常価格:217,800円(税込)(キャンペーン価格なら151,800円(税込))
WISENFIT通常価格:85,400円(税込)、レギンスパンツのみ 48,300円(税込)
EMSスーツActiveとWISENFIT徹底比較。どっちを購入?【まとめ】
冒頭で説明したように筋トレマニアのわたしのおすすめはActiveです。
EMS電極の数や密着性から考えると、筋トレやダイエット効果が高いのはいわずもがな。
ただし、値段の安さ、スマホアプリからのコントロールなどの利便性を考えるとWISENFITもかなり迷うところです。タウンユースもしやすく、女性の場合レギンスパンツだけ選ぶという選択肢が多いのも魅力。
Activeは1着購入してしまえば男女共用で使えるという利点もあり迷うところ。
- Active1着⇒151,800円(税込キャンペーン価格)・・・18か所のEMS電極
- WISENFIT2着145,800円(税込キャンペーン価格)・・・メンズ14か所、レディース12か所のEMS電極

僕ならEMS電極が18か所もあるActiveを選んで、夫婦で使うかな。製品保証期間も長いし。

筋トレ効果やダイエット効果をより一層高めるならActiveになりますね。
最初の比較一覧表をもう一度掲載しますので、検討してみてください。
EMSスーツActiveとWISENFITの比較一覧 画像 製品名 Alpha Active WISENFIT スーツ形状 シャツ・パンツ一体ワンピース型
シャツの背中にファスナーありシャツ・パンツセパレート型
シャツの前にファスナーあり
レディースはレギンスパンツ別売りありEMS電極数 18か所 メンズ14か所、レディース12か所 素材 ナイロン(ポリアミド) 63%
エラスタン 15%
ポリエステル 13%
ポリウレタン 7%
純銀 2%ナイロン:75.8%
スパンデックス:24.2%サイズ 3XS・2XS・XS・S・M・L・XL・2XL
男女共通8種類メンズ S~XXLの5種類
レディース XS~XXLの6種類
レギンスのみ S~XXLの5種類モード ウォームアップモード5分間
トレーニングモード30分間筋トレ
身体活性
ボディケア
リラックス強度変更 0~100% 50段階 使用時間 最大3時間
30分のオフタイマーあり1回のトレーニング時間は20分 電源 内蔵バッテリー
USBタイプCケーブルで充電内蔵バッテリー
マイクロUSBタイプBケーブルで充電その他特徴 コントローラーの部位別ボタンで
胸・腕・お腹・背中・ヒップ・太腿の
6つの筋肉を個別にコントロール専用スマホアプリで強度や使用時間、
モードの変更ができる。
部位ごとに異なる強度・時間設定も可能。通常価格 217,800円(税込) 85,400円(税込) 公式HPでは最大66,000円引き
キャンペーンをしている時がある公式HPでは2着以上購入で15%オフになる時がある 保証期間 スーツ:半年
コントロールBOX:1年スーツ本体:2カ月
コントローラー:3カ月販売HP 家庭用EMSスーツ『Active』公式 EMSスーツWISENFIT公式